当サイトでは出来るだけ専門用語を使わないようにしていますが、どうしても必要と感じたいくつかの専門用語があります。 それらの専門用語について簡単な解説を書いておきます。

微細なインクルージョンに光が反射して、キラキラと輝いて見える効果の事です。 ただし単にアヴェンチュリンと言う場合、「砂金石」（微細な結晶片を含有する赤・黄・緑などの不透明な石英）の事を指します。

いわゆるスター効果の事です。 宝石の結晶の特徴などによって、宝石内部に針状インクルージョンが含有され、結果、幾つかの光の筋（線条）が出現する状態の事です。

オーソクレースとアルバイトが層状に重なる事で、各層を通過する光が拡散（レイリー散乱）を起こすために宝石が青～白く見える現象の事です。

光の干渉作用により、虹色に輝いて見える現象です。

宝石（鉱物）内に内包された異なる結晶形・化学組成・溶体を示すものや、キズ・割れなどの事です。

天然の宝石の見た目を向上させるために行なわれる人工的な処理の事です。 ただし、宝石に着色したり結晶構造を変化させるなど、宝石本来の性質を変化させる処理（トリートメント）は含みません。 あくまでも宝石が元々持っている潜在的性質を人工的に引き出す『改良』の事で、その効果も永続的である必要があります。 それぞれの処理の詳しい内容は天然と人工処理石を参照してください。

宝石のグレードを評価する事で、現在統一された評価基準を持っているのはダイヤモンドだけです。 ですので、それ以外の宝石に関する鑑定書はほぼ意味がありません。ただし、ブランド証明書として使われる事もあります。 また同じ宝石でも鑑定宝石によって評価に誤差が出ますので、信頼できる鑑定機関による鑑定書が望ましいです。 ＡＧＬ（宝石鑑別団体協議会）様のサイトに会員名簿がありますので、参考にしてください。 こちらに登録されている会員機関ですと、グレーディングの統一化が行なわれていますし、かつ会員は規定を遵守する必要があります。 仮に違反された機関がありますと、ＡＧＬが相談にのってくれます。

宝石の特性・種を様々な検査により特定する事です。天然物か人工物か、表面処理が行われたかどうかなどは、鑑別機関による精密な鑑別が必要になります。 また全ての鑑別機関が全ての検査を行える訳ではありません。必要な検査を行える鑑別機関に依頼しましょう。 ＡＧＬ（宝石鑑別団体協議会）様のサイトに会員名簿がありますので、参考にしてください。 こちらに登録されている会員機関ですと、グレーディングの統一化が行なわれていますし、かつ会員は規定を遵守する必要があります。 仮に違反された機関がありますと、ＡＧＬが相談にのってくれます。

宝石の持つ傷や欠け、また内包物などの特徴の事で、少ないほど良いとされています。これらの特徴を表す尺度として使われる事もありますす。

宝石（鉱物）において硬度と言えば一般的にモース硬度の事を指します。（当サイトの硬度もモース硬度の事です。） この硬度は引っかきキズに対する抵抗を表すものであり、割れ易さに対する抵抗を表しているのではありません。

いわゆるキャッツアイ効果の事です。 宝石内に平行して存在するインクルージョンによる、光の内部反射が原因で発現する白っぽい光の筋が見られる状態の事です。

同一光源において、見る角度により違った色に見える現象です。それぞれの結晶方向で光の吸収伝達が違う宝石に起こります。 類似語句→他色性（本来、無色透明である鉱物が、不純物によって色を持つ性質の事。カラーバラエティのある宝石。）

同一化学組成でありながら、結晶形や特性が違う鉱物一群の事です。

天然の宝石の見た目を向上させるために行なわれる人工的な処理の事です。 ただし、宝石本来の持つ性質を変える事が無い処理（エンハンスメント）は含みません。 基本的に自然界では起こりえないような処理を人工的に施すため、『改変』と言われています。 それぞれの処理の詳しい内容は天然と人工処理石を参照してください。

分散率の高い宝石が、時に７色に分けられた揺らめくような光を見せる現象の事です。

光には本来７色の色がありますが、それぞれの色により反射する方向が違います。この方向性の違いの大きさを示すものを分散率といいます。 言いかえれば光を７色に分ける大きさを表したもの、と言えます。 →関連：ファイア

いわゆるカラーチェンジの事です。 光源の種類によって、目に見える宝石のカラーが変化する状態の事です。

オパールに見られる、見る角度によって揺らめく様な虹色の光が見える効果の事です。