アレキサンドライト(alexandrite)の解説
鉱物名 : クリソベリル
和名 : 金緑石
処理 : 特に無し
アレキサンドライトはカラーチェンジで有名な宝石で、当てる光の波長の長さ(例:蛍光灯と白熱灯)によって色が変化します。
ロシアで発見され、宝石名は当時のロシア皇太子アレキサンドル二世の名前に由来しています。
また高価で希少なためか、カラーチェンジ同様、カット・研磨以外の人的手段が施されていない宝石としても、よく話題に上ります。
ただし、イナモリストーンを始め、多くの人工生産アレキサンドライトが流通していますので、注意が必要です。
キャツアイ効果を持つアレキサンドライトキャッツアイと言う宝石もあります。どちらも完全にクリア(透明)のものはほぼ有りません。
クリソベリルの変種です。
アレキサンドライト | |
硬度:8.5 0.5ctの参考相場: 約250000円 カラー:チェンジ 画像を見ながら探す |
皇帝の名に恥じない非常に高価な宝石で、高品質のものになりますと産出量が極めて少なくなります。
カラーチェンジストーンの代表格ですので、変色性が素晴らしいものになると更にに高価になります。
また、現時点ではカット・研磨以外の処理は施されていないとされています。
アレキサンドライトキャッツアイ | |
硬度:8.5 0.5ctの参考相場: 約25000円 カラー:チェンジ 画像を見ながら探す |
キャッツアイ効果のあるアレキサンドライトで、カラーチェンジもします。
普通のアレキサンドライトに比べると産出量もあり、随分と安価になります。
また、現時点ではカット・研磨以外の処理は施されていないとされています。
アレキサンドライトジュエリー選びのポイント
アレキサンドライトの流通サイズは1ctまでが多く、それ以上になりますとかなり高額になります。
ジュエリー選びのポイントは、カラーチェンジになるかと思います。
特徴的なグリーン~ブルーカラー時は問題無いのですが、ピンク系に変色する際、一部しか変色しなかったり、変色のしかたが甘いと宝石としての評価はかなり落ちます。
クラリティももちろん重要なのですが、カラーチェンジの仕方が最も重要だと考えて差し支えありません。
購入の際は、変色後のカラーを必ず確認する様にして下さい。