トパーズ(Topaz)の解説

鉱物名 : トパーズ
和名 : 黄玉
処理 : 加熱、放射線照射、化学処理

トパーズの特徴

トパーズは基本的に黄褐色かかっているものが多いですが、その他にも様々なカラーが存在します。 また特徴によっても分類され、バラエティはインペリアル、ブルー、ピンク、カラーレス、ミステリック、パーティーカラード(2色以上)などがあります。 インペリアルなどのカラー以外のバラエティネームは、別名として記載される事が許されています。 また、トパーズは大別して2種類あり、OHタイプは褪色に強いとされていますが、もうひとつのFタイプは変色・褪色しやすく、保存・取り扱いには注意が必要です。(個体差がありますが、熱、日光などに当てると褪色する物が殆どです。)
基本的にFタイプが多いのですが、これらのタイプの判断は、そのトパーズのカラーによってほぼ分かります。 OHタイプはイエロー~ブラウン~ホワイトが多く、その他のカラーは殆どがFタイプです。 ただし、Fタイプの中にもOHタイプに似た色のトパーズもありますので、黄(褐色)系=OHタイプというわけではありません。 処理としては各バラエティによって違いますが、Fタイプは処理によって色を改善・変化させた物が殆どです。 OHタイプのトパーズは、未処理と熱処理とに分かれ、熱処理の場合ですと、鑑別書にて未処理を証明する事は出来ません。 未処理のトパーズをお探しの際は、鑑別書の確認をお奨めします。
大きなサイズのものが多く、11月の誕生石となっています。 またシトリン(クォーツ)をシトリントパーズとして販売している店もありますが、シトリントパーズはトパーズではありません。 シトリントパーズと言う名称自体が、ガイドラインで禁止されています。


インペリアルトパーズ
硬度:8

0.5ctの参考相場:
約8000円

カラー:赤

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OHタイプのトパーズで、トパーズの中のトパーズという意味でインペリアルトパーズと名付けられました。 色の範囲が橙~黄と多少広く、インペリアルと言ってもカラーはまちまちです。 処理に関しては、現在人的手段が施されていないとされています。 カラーが似ているFタイプのトパーズをインペリアルと称して販売している場合もありますので、特に注意が必要です。


ブルートパーズ
硬度:8

0.5ctの参考相場:
約800円

カラー:青

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Fタイプのトパーズで、綺麗なブルーのトパーズです。 大きなサイズのものも豊富にありますし、価格も安価になります。 通常ctが大きくなるほど価格の上昇率はそれ以上に大きくなるのですが、ブルートパーズはあまり大きくなりません。 また、色の変化を目的とした人為的な放射線照射処理をされています。


カラーレストパーズ
硬度:8

0.5ctの参考相場:
不明

カラー:無色

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Fタイプ、OHタイプ共にある無色のトパーズで、安価で流通しています。 ただし、トパーズ自体が殆どFタイプである事と、OHタイプは褪色に強く無色になりにくい事から、カラーレストパーズの殆どがFタイプです。 褪色を気にしなくて良いので安心かもしれません。


ピンクトパーズ
硬度:8

0.5ctの参考相場:
約7000円

カラー:赤

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OHタイプ・ピンクカラーのトパーズです。 稀にインペリアルトパーズとして販売される事もあります。 通常のインペリアルに熱処理を施し、ピンクカラーに変化させた物が殆どで、鑑別書にて未処理を証明する事は出来ません。 トパーズにしては、大きなサイズがあまり流通しておらず、価格もインペリアルと同程度となっています。


ミスティックトパーズ
硬度:8

0.5ctの参考相場:
不明

カラー:その他

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異色を放つカラーのトパーズですが、これはチタニウム照射により人工的にイリデッセンス(光の干渉により虹色に輝いて見える現象)を作ったものです。 化学処理を施されているトパーズで、安価で流通しています。




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