鉱物名 : フルオライト
和名 : 蛍石
処理 : 放射線照射
フローライトは熱を加えるとほのかに発光しますが、溶けて砕け散りやすいので絶対にしないで下さい。
また紫外線を照射すると蛍光するものが稀にあり、和名の由来にもなっています。(こちらは安全です。)
カラーバラエティはグリーン、バイオレット、ピンク、レインボーなどがあります。
他にもカラーチェンジタイプやバイカラーなどがあります。
また、全体として不純物のない透明のものは珍しく、そういったものは宝石以外にも顕微鏡・カメラのレンズ等に使用されていました。(現在は合成のフローライトが使用されています。)
処理に関しては、ブルー~グリーンフローライトに放射線照射処理がなされる事がありますが、現在の鑑別技術では色の起源を判定する事が出来ない為、その旨が記載されるようになっています。
カラーチェンジフローライト | |
硬度:4 0.5ctの参考相場: 不明 カラー:チェンジ 画像を見ながら探す |
カラーチェンジするフローライトです。 ブルー→バイオレットなどが人気が高く、多少高額になります。 他にも透明→ピンクなどもあります。 宝石としては硬度が低く取り扱いに注意が必要ですが、安価でカラーチェンジを楽しめる宝石です。
グリーンフローライト | |
硬度:4 0.5ctの参考相場: 不明 カラー:緑 画像を見ながら探す |
グリーンフローライトは淡いものから濃いグリーンまで様々ですが、濃い目のものが僅かに高額で流通しています。 フローライトの中でも産出量が多いカラーで、バイオレットとのバイカラータイプも多くなっています。 どちらも宝石の中では安価で手に入れる事が出来ます。
バイオレットフローライト | |
硬度:4 0.5ctの参考相場: 不明 カラー:紫 画像を見ながら探す |
バイオレットカラーのフローライトで、グリーン同様淡いものから濃いものまであります。 グリーンとのバイカラーも多く産出されます。 価格もグリーン同様、安価で流通しています。
ピンクフローライト | |
硬度:4 0.5ctの参考相場: 不明 カラー:赤 画像を見ながら探す |
ピンクカラーのフローライトです。 いわゆるヴィヴィットなピンクではなく、バイオレットに近いピンクが多くなっています。 また、ジュエリーに加工されたものは殆どありません。 他のカラーに比べ僅かに高価ですが、宝石の中では安価で流通しています。
フローライト(その他) | |
硬度:4 0.5ctの参考相場: 不明 カラー:その他 画像を見ながら探す |
バイカラー、レインボーカラーに加え、左画像のようなクォーツに包まれたものまであり、多種多様のものがありますが、どれも安価で手に入れる事ができます。