ジルコン(Zircon)の解説
鉱物名 : ジルコン
和名 : 風信子石
処理 : 加熱
ジルコンは宝石としての用途以外にも様々な事に利用されており、年代計測、原子炉などに利用されている宝石です。
多種のカラーがあり、それぞれカラーを冠とした○○ジルコンという名称となっています。
カラーバリエーションはカレーレス、ブルー、ゴールデン、ブラウン、レッド、イエロー、グリーンなどがあり、キャッツ効果があるものもあります。
処理としては、一部のカラーに対し加熱処理をなされています。その場合、現在の鑑別書では未処理を証明する事は不可能です。
無色のものはダイヤモンドのイミテーションにされた事も有りました。
近年ではイットリウムとジルコンから抽出されたジルコニウムによる合成品のキュービック・ジルコニアは一時有名になりました。
当然ですが、いずれも鑑別可能です。
ブルージルコン | |
硬度:7 0.5ctの参考相場: 約2000円 カラー:青 画像を見ながら探す |
ジルコンの中でも現在もっとも人気のあるブルーのジルコンで、流通量も他のジルコンに比べ多くなっています。 また、通常加熱処理されている宝石とされ、現在の鑑別技術では被処理と未処理を判断出来ず、鑑別書で未処理を証明する事は出来ません。 また
ジルコン(ブルー以外) | |
硬度:7 0.5ctの参考相場: 約1500円 カラー:その他 画像を見ながら探す |
ブルー以外にも様々なカラーがあり、左画像のようなバイカラー、イエロー、グリーン、レッド、カラーレスジルコンなどがあります。 カラーレス、ゴールデン系は通常、加熱処理されており、未処理を鑑別書で証明する事は不可能です。 一方、ブラウン、レッド、イエロー、グリーン系は人的手段が施されていないとされる宝石です。