スフェーン(Sphene)の解説
鉱物名 : スフェーン
和名 : くさび石
処理 : 特に無し
スフェーンの名前の由来は結晶形がくさび(スフェノス)状になっていることに起因しており、単純に宝石の成分であるチタナイトとも呼ばれる事もありますが、スフェーンが正式名称です。 硬度が低く脆いため宝石にはあまり向きませんが、テリが美しくダイヤモンドをしのぐ分散率をもっているために素晴らしいファイアを見る事が出来ます。 カラーとしては黄~緑をベースにしているものが多いです。 また、Cr(クロム)に起因したグリーンカラーのスフェーンをクロムスフェーンという事もあります。
スフェーン | |
硬度:5.5 0.5ctの参考相場: 約9000円 カラー:黄 画像を見ながら探す |
スフェーンは個人的にですが、硬度が低い事が残念でならない宝石で、ファイアがとても素晴らしいです。 黄緑のようなカラーをしていて、濃くくすんだ感じのものから淡いものまであります。 黄色が強い方が素晴らしいファイアを堪能できます。 現時点では、人的手段が施されていないとされる宝石です。
クロムスフェーン | |
硬度:5.5 0.5ctの参考相場: 約70000円 カラー:緑 画像を見ながら探す |
Cr(クロム)に起因したグリーンカラーで、グリーンガーネットやデマントイドガーネットに似た外観をもっています。 深緑のため、通常のスフェーンほどファイアが楽しめるわけではありませんが、非常に希少なレアストーンで、価格も大変高価となっています。