誕生石が定められたのは、今から約50年前と近年なのですが、その起源はとても古いものです。 ここでは誕生石について解説します。 長いですので、とりあえず誕生石を知りたいと思われる方は下記リンクからお願いします。
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古来より宝石は不思議な力を持つ石として人々に愛されてきました。 その中でも特に重要な石は、1912年に米国宝石商組合によって誕生石として定められました。 その後、更に1952年にアメリカ宝石小売商組合など複数の団体によって改訂され統一されました。現在は各国の宝石関連組合がその国独自の誕生石を制定し、私達が宝石により親しめるより多くの機会を作ってくれています。 日本においては1958年に全国宝石商組合が制定しました。 このようにきちんと制定された誕生石の歴史は浅いのですが、その起源は千数百年以上も昔に遡ります。
誕生石の起源には幾つかの説があります。例えばそれは「イスラエルの十二の宝石」であったり、「新エルサレムの城壁の十二の土台」であったり、他にも「十二天使」「黄道十二宮」などと諸説あります。 個人的には『旧約聖書 出エジプト記』に記載されてる記述が最も酷似していると思われます。 各国によって宝石に対する認識、歴史、文化が違い、結果として誕生石も若干の違いがありますが、共通している事はその国にとって、とても重要な宝石であると言う事です。
...宝石を四列に並べて付ける。 第一列 :ルビー ・トパーズ・エメラルド、第二列: ざくろ石・サファイア・ジャスパー、第三列:オパール・めのう・紫水晶、第四列:藍玉・ラピス・ラズリ・碧玉、これらの並べたものを金で縁取りする。
これらの宝石はイスラエルの子らの名を表して十二個あり、それぞれの宝石には、十二部族に従ってそれぞれの名が印章に彫るように彫りつけられている...
続きを読むなら→旧約聖書 出エジプト記 第28章
世界各国で若干の違いを見せる誕生石ですが、日本の誕生石はアメリカの誕生石に最も近くなっています。
大きな違いとしては3月の『さんご』、5月の『ヒスイ』、そして12月の『ラピスラズリ』です。
『ラピスラズリ』はイギリス、オーストラリアなどでは9月の誕生石とされていますが、『さんご』および『ヒスイ』は日本独特の誕生石となっています。
『さんご』、『ヒスイ』は共に日本にとてもなじみの深い宝石で、そのため誕生石として制定されたのでしょう。
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